image_05image_06 今宵はチャイコフスキー 交響曲第5番ホ短調作品64をウラジーミル・フェドセーエフ指揮/モスクワ放送交響楽団の演奏で聴きます。1981年の6月にモスクワ放送大ホールでデジタル録音(JVC DAS90方式)されたCDですが、旧ソ連のオーケストラは特にピアニシモからフォルテシモの幅が大きいことで有名なことから、デジタル録音の恩恵が顕著にレコード盤に記録されたことで、我々オーディオマニアにとっても聴く楽しみがまた一つ増えて嬉しい限りでした。わざわざビクター音楽産業からスタッフがモスクワに出向いて7枚のディスクを制作したそうですが、ダイナミックレンジばかりではなく音色や音質の向上が飛躍的に伸びたことから、以降はデジタル録音が主流となって現在に至っています。昨日聴いた4番と明日聴く予定の1番は84年の録音のもので、約1ヶ月に一度は選曲するこれも私の愛聴盤の一つとなっています。